介護福祉士になるには?社会人・高校・大学・短大・専門卒の進路を解説

介護福祉士になるには

介護の仕事の資格は主に5種類あります。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護職員実務者研修
  • 介護福祉士【国家資格】
  • ケアマネジャー(介護支援専門員)
  • 介護事務

そのうち国家資格である介護福祉士と言う資格は、介護を必要とする利用者の生活全般の介護、家事の援助、それから介護を必要とする利用者の家族の相談に乗ったりアドバイスすることが主な仕事内容となります。

介護福祉士になるには、高校生から大学生、専門学校、社会人まで幅広い人たちが資格を取得するための進路があります。このページでは、高校生から大学生、専門学校、社会人までの人が介護福祉士になるための方法について解説していきます。

 

介護福祉士になるには?

介護福祉士になるには、介護福祉士養成施設や福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設と介護福祉士養成施設で学ぶ方法があります。その他にも、実務経験を3年以上積み実務者研修を受けることで、介護福祉士を受験することが出来ます。

一年に一度1月ごろに行われる介護福祉士の国家試験を受験し合格することで、介護福祉士の資格を取得することが出来ます。

 

社会人が介護福祉士になるには?

社会人が介護福祉士の国家資格を取得するには、実務経験3年以上と実務者研修を受けることで受験資格を得ることが出来ます。

 

実務経験3年以上+実務者研修

福祉士を目指す場合には、介護施設で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を受けることで介護福祉士の国家資格を受験することが出来ます。

介護福祉士の仕事は、介護を必要とする人の身の回りの介助やその家族にも専門的な知識を活かしてアドバイスする必要があります。ですので3年以上の実務経験は必要となるのではないでしょうか。

実務者研修は、専門のスクールで学ぶ方法と通信講座を受講する方法があります。通信講座を受講する場合でも、『介護課程Ⅲ』『医療的ケア(演習)』については、スクールへ通学して学ぶ必要があります。

介護福祉士の資格を取得するために学ぶ科目は、持っている資格によって学ぶ科目が異なります。初任者研修、ホームヘルパー2級を取得している人は、無資格の人よりも半分近く少ない時間数となります。

高齢者介護の仕事と言っても、実務経験とみなされる施設で勤務することは、受験資格を得るために大切です。そんな受験資格となる高齢者施設については、介護福祉士の受験資格の実務経験になる施設は?高齢者・児童・障害者・その他の分野について解説(高齢者向け)の記事で詳しく解説しています。

 

実務経験4年(児童福祉司・身体障害者福祉司・視察指導員・知的障害者福祉司・老人福祉指導主事)+短期養成施設6か月以上

介護施設での勤務経験だけでなく、児童相談所で働く児童福祉司や、福祉事務所や身体障害者更生相談所で働く身体障害者福祉司なども実務経験4年と短期養成施設で経験が6か月以上あることで、介護福祉士の受験資格を取得することが出来ます。

  • 児童福祉司
  • 身体障碍者福祉司
  • 視察指導員
  • 知的障害者福祉司
  • 老人福祉指導主事

介護福祉士の国家試験を受けるための資格を得るには、介護福祉士の実務経験とみなされる施設で働くことが大切です。そんな実務経験とみなされる施設については、介護福祉士の受験資格の実務経験になる施設は?高齢者・児童・障害者・その他の分野について解説(障害者向け)の記事で詳しく解説しています。

 

指定施設での実務経験2年+一般養成施設など(1年以上)

上記の他にも、指定施設での実務経験2年と一般養成施設などでの勤務が1年以上あることで、介護福祉士の受験資格を得ることが出来ます。

介護福祉士になるには

 

高校で学んで介護福祉士になるには?

特例高校などの福祉科で福祉について学び、9カ月以上の実務経験を経て、介護福祉士の国家試験の受験資格を得ることが出来ます。

 

大学で学んで介護福祉士になるには?

大学を卒業して介護福祉士のための受験資格を得るには、このような方法があります。

  • 福祉系大学4年(指定科目18科目)
  • 福祉系大学(基礎科目12科目)+短期養成施設6か月以上
  • 一般大学4年+一般養成施設など(1年以上)

 

短大で学んで介護福祉士になるには?

短大を卒業して、介護福祉士になるには、このような方法があります。

  • 福祉系短大3年(指定科目18科目)+実務経験1年
  • 福祉系短大2年(指定科目18科目)+実務経験2年
  • 福祉系短大3年(基礎科目12科目)+実務経験1年+短期養成施設6か月以上
  • 福祉系短大(基礎科目12科目)実務経験2年+短期養成施設6か月以上
  • 福祉系短大など2年+実務経験2年+短期養成施設6か月以上
  • 一般短大など+実務経験1年+一般養成施設など(1年以上)
  • 一般短大など2年+実務経験2年+一般養成施設など(1年以上)

 

専門学校で学んで介護福祉士になるには?

専門学校を卒業して介護福祉士になるには、このような方法があります。

  • 社会福祉主事養成機関+実務経験2年+短期養成施設6か月以上

 

まとめ

『介護福祉士になるには?社会人・高校・大学・短大・専門卒の進路を解説』としてまとめてきました。実際に介護の仕事につきたいと思ったとき、それぞれの学歴や置かれている状況は様々なのではないでしょうか。

福祉系大学であっても、実務経験が必要であったりする場合もあるようです。受験資格とみなされる施設については、介護福祉士の受験資格の実務経験になる施設は?高齢者・児童・障害者・その他の分野について解説の記事で詳しく解説しています。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。