2016年から始まったマイナンバーカード。個人の情報を一括管理することで、行政のサービスを受けやすくするうえ、個人が受ける様々な手続きの手間を軽減することができます。
とはいえ、マイナンバーカードを持っているという人は、まだまだ少ないかもしれません。身分証明になるマイナンバーカード。
紙のマイナンバー通知カードを郵送したり、スマートフォンやパソコンなどから申請することで、マイナンバーカードを受け取ることができます。
そんな申請の際に必要となる顔写真。どんな決まりがあるのでしょうか。
目次
マイナンバーカードの写真はアプリでの加工してもよい?
最近では手軽にスマートフォンのアプリで写真を加工することができます。流れ作業のように写真を撮られてしまう運転免許証の写真は、変えたくても変えることができません。
マイナンバーカードの写真は、自分で写真を申請するだけに、出来るだけうつりの良い写真にしたいと思うのは当然かもしれません。
そんなマイナンバーカードの写真、アプリなどで加工しても良いのでしょうか。マイナンバーカードの写真は、顔認証の際に使われることになります。
なので顔の輪郭を変えたり、まぶたを二重にしたりするなど、目や鼻・口などの顔のパーツを加工すると、顔を認証することができなくなる恐れがあります。
とはいえ、写真が暗かったりするのもよくないそう。多少、画像を明るくする程度ならば問題ない場合もあるかもしれません。
マイナンバーカードの写真は変更もできる?
マイナンバーカードの写真、一度申請してカードが手元に届いたとしても変更することはできるのでしょうか。
マイナンバーカードは原則、10年ごとの更新となっています。写真の変更は、更新のたびに行うこととなります。
10年間、使い続けるマイナンバーカードなので、自分の納得した写真で作るといいですね。
マイナンバーカードの写真の服装の決まりは?
マイナンバーカードの写真を撮る際、服装の決まりはあるのでしょうか。マイナンバーカードの顔写真のポイントとしては、着ている服装よりも、顔がはっきりと識別できるかどうかにポイントが置かれているようです。
顔の向きについて
マイナンバーカードの顔写真は正面を向いている写真であることが必要です。また規定写真サイズの中心に顔が映っていること。
顔が左右上下によって写っていたり、顔を傾けていたり、横を向いていたりするのはだめ。
帽子、ヘアバンド、メガネ、サングラス、マスク、眼帯について
帽子やサングラスはしないこと。また、ヘアバンドなどで頭が隠れてしまっていたり、大きな髪飾りなどで、頭や顔の輪郭が隠れてしまうのはダメ。
また、髪型については、前髪が長くて目元が見えにくかったり、髪のボリュームが大きく顔が小さく見えてしまうような場合も良くないそう。
メガネをかけているのは良いとしても、メガネに反射して、顔が分かりにくくなっていたり、メガネのフレームが大きかったり太かったりして、顔や目を隠してしまったりするのはダメ。
それから、マスクや眼帯などで、顔のパーツが隠れてしまうのもダメ。
背景について
マイナンバーカードの写真を撮る際の背景にも気を使う必要があります。例えば、背景に柄があったり、影がはっきりと映っていたり。椅子に座って取る場合には、背もたれが写真に写り込まないようにすることも必要です。
顔の後ろは、背景が何もない状態であることが望ましいです。
表情について
マイナンバーカードの写真は、大笑いしていたり、変顔しているのはダメのようです。通常の顔で撮影することが望ましいとされています。
またフラッシュをたいた時に目が赤くなってしまうことがありますが、それもダメだそう。
写真の画質について
自宅で写真を印刷する場合には、プリンターの状態により、画質が悪くなることもあるかもしれません。マイナンバーカードの写真では、そんな画質の乱れもダメ。
また写真を取り込む際に、たてよこ比が変更されてしまうなんてこともあるかもしれません。マイナンバーカードの顔写真は、そんな縦横比の変形もよくありません。
また顔写真にフレームを付けるなどの装飾もよくないです。
まとめ
『マイナンバーカードの写真はアプリでの加工や変更もできる?服装の決まりは?』としてまとめてきました。免許証や保険証などと同様、身分証明の役割も果たすマイナンバーカード。
顔写真は、個人を特定する上でとても重要となります。アプリなどで、目を大きく加工したり、二重にしたり、輪郭をかえたりするのは個人の特定ができない可能性が有ります。
顔認証ではじかれないためにも、写真を加工したり、装飾などはしない方が良さそうです。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。