一昔前までは常識だった終身雇用制が崩れ始めています。経団連会長やトヨタ自動車社長の終身雇用制度を維持できない、インセンティブが無いという言葉、ご存知でしょうか。
60歳まで社員を雇用し続けることが会社のためにはならない、ということ。一つの会社で働き続けることはもう常識ではなくなっていくのでしょう。
大手企業でも、40代頃から早期退職を募り始めることが多くなってきています。数千人規模の早期退職を募る企業も出てきています。
そんな早期退職することのメリットやデメリットはどんなことがあるのでしょうか。また、早期退職してから後悔や失敗をしないために考えておくべきことはどんなことなのでしょうか。
目次
早期退職の3つのメリットとは?
早期退職を選ぶと、どんなメリットがあるのでしょうか。
退職金と会社によっては上乗せ分も受け取れる
早期退職のメリットの一つは、60歳まで勤めたとした場合の退職金に上乗せして割増退職金が受け取れる会社もあるということ。
2016年4月に発表された東芝の約3,500人の希望退職者には、1人当たり1,200万円ほどの上乗せ退職金がしはらわれていたようです。
また2015年2月の電通での100人の希望退職者には、約3,600万円ほどの割増退職金が支払われたそうです。2015年8月のシャーブの3,000人以上の希望退職者の場合には、750万円ほどの上乗せ分が支払われたそうです。
定年まで勤務し続けるよりも、金額の面ではメリットがあると言えるのかもしれません
会社に行く必要がなくなる
あたり前のことですが、退職すれば、会社に通勤する必要が無くなります。朝早く起きることも、満員電車に乗り込むことも、眠い目をこすりながら帰宅することもなくなるでしょう。
時間が出来る
会社に勤務するとなると、8時間ほどは拘束されることになるでしょう。ですが退職して、転職するのでなければ、時間的な余裕が出来ることになるでしょう。
時間的な余裕が出来て、海外に住む友人の元を訪れることが出来たり、趣味に没頭したり、気ままに旅をしたり出来たという方もいらっしゃいます。
早期退職の3つのデメリットとは?
早期退職することにデメリットは、どんなことがあるのでしょうか。
会社の看板がなくなる
大手企業に勤めてきた方にとっては、社名を言うだけで相手が話を聞く姿勢になってくれるなんて方もいらっしゃったかもしれません。
ですが起業や独立をされ、大手企業にいた時の気持ちのまま、あなたの作り立ての名刺を見せても、相手は特に気にも留めてくれないのではないでしょうか。
大手企業にいた時に話を聞く姿勢を持ってくれたのは、社名のお陰だった、そんなことが身にしみてしまう方もいらっしゃるようです。
それまでの給料がなくなる
あたり前のことですが、退職するとそれまでお給料日に振り込まれていたはずのお給料が振り込まれなくなります。
早期退職するにあたっては、きっといろいろなことを考えられて決められているのでしょうが、毎月決まった日に入ってくる収入がないことで、不安を感じてしまう方はいらっしゃるようです。
生活が不規則になりがち
決まった時間に出勤していた会社員の時は、規則正しく朝起きて出勤していらっしゃったことでしょう。こちらから希望しなくても健康診断なども定期的に受けるようにと働きかけがあったのではないでしょうか。
そんな生活面での変化が運動不足などとなり、体重増加や健康維持を怠ることにもつながりがちです。
早期退職して後悔や失敗しない為にすべき事とは?
早期退職を希望し、いざ退職が決まったものの、退職してみると自由な時間の多さに時間を持て余してしまうなんて方もいらっしゃるようです。
社会との接点が無くなり、自分だけ置いて行かれるような不安な気持ちにさいなまれるなんて方も。
趣味などに没頭するためにもある程度の貯金は必要でしょうし、体のためにも健康的な生活を心がけることは必要かもしれません。
特に趣味もなく時間を持て余してしまうという方は、退職後に転職するのもいいかもしれません。会社によっては、退職時に人事担当者などが転職先を紹介してくれるというケースもあるようです。
貯金が潤沢にあり貯金を切り崩しながらの生活もいいですが、新しい転職先で心機一転新しい人間関係を構築していくのも、早期退職を後悔しない一つの方法かもしれません。
まとめ
『早期退職のメリットとデメリット|後悔・失敗しない為にすべき事とは?』としてまとめてきました。40代での早期退職というと、子供さんのいらっしゃるお父さんであれば、これからかかる子供の教育費や家のローン、老後の資金とお金の心配は尽きないのではないでしょうか。
インターネットビジネスの出会では、20代や30代、40代であっても、自らのスキルで会社でもらう以上のお給料を稼いでいる人たちがたくさんいます。
本気で成果を出すまで取り組めば、インターネットビジネスには失敗なんてありません。正しい情報を得て、正しい方法でスキルを身につければ、月に数十万円の収入を得ることも出来る世界です。
早期退職後は、資金も貸事務所も必要なしでパソコン一つで出来る広告ビジネスで家族を養っていくというのもいい方法かもしれません。
早期退職を考えるにあたっては、貯金がいくらあったらその後の生活をして行けるのかが気になるところではないでしょうか。そんな貯金については、早期退職を50歳までにしたら…その後の生活の貯金はいくら必要か状況別に解説の記事でも書いています。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。