ここ最近、よく聞かれるようになった格安SIM/シム。格安形態を購入することでも、これまでの3大キャリアのスマートフォンを利用しながらでも使用することができます。
格安SIM/シムのデメリットとメリットをまとめます。
格安SIM(シム)とは?
格安SIM(シム)とは、格安で使用できるSIM(シム)のこと。
そもそもSIM(シム)ってなに?
そもそも、SIM(シム)とは、スマートフォンに内蔵されている小さなチップ。このチップには、それぞれ番号が付けられています。
この番号と携帯電話番号と結びつけることにより、メール受信などのインターネット通信ができるようになります。
この小さなチップは、こまめに取り外して使用するものではないので、SIM(シム)を取り外すときには、SIM自体の電池を取り外す必要があります。
SIMの構造的に、SIM自体の電池を取り外さなければ出したり入れたりが出来ないように作られています。
また日本でSIMを手に入れるためには、NTTドコモやau/KDDIグループ、ソフトバンクモバイルの3つのキャリアから貸し出してもらうことになっています。
なので、NTTドコモやau/KDDIグループ、ソフトバンクモバイルの3つのキャリアのプランから外れる場合には返すことになります。
格安SIM(シム)って?
格安SIMは、NTTドコモやau/KDDIグループ、ソフトバンクモバイルの3大キャリアからしか入手することができなかったSIMを、格安SIM(シム)を取り扱う会社から購入することで安く使用することができます。
格安SIM/シムを使うデメリットとは?
①キャリア(NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイル)の保証が受けられない
格安SIM/シムを使用した場合、NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイルの3大キャリアで保証を受けられなくなります。
例えばソフトバンクの『あんしん保障パックプラス』の『ケータイなんでもサポート』では、修理を受け付けるだけでなく、あらゆるスマートフォンの相談をサポートしています。
ほかにも故障したり、破損、水濡れなどが起きた場合にも、通常では数万円かかる費用を0円から数千円の負担に抑えることができます。
格安SIM/シムを使って格安のスマートフォンを使っていて、そのスマートフォンが壊れたとすると、実費の修理代金がかかります。
水濡れした時の修理代っていくら?代替え機はどうなる?|ソフトバンクの場合
例えば、大手3大キャリアであるソフトバンクのスマートフォンを契約し、SIM/シムもソフトバンクのものを使用していて、あんしん保障パックプラスに加入していたスマートフォンを水濡れさせてしまった場合。
通常の交換費用は、最大で44,000円程。ですが保障にないっていると負担額が5,000円程度に抑えることができます。
②キャリア(NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイル)のメールが使えない
格安SIM/シムを使用する際には、NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイルのキャリアと契約解除することになるので、『@docomo.ne.jp』や『@softbank.ne.jp』のメールアドレスは使えなくなります。
ほとんどキャリアのメールを使ってない場合は、問題ないかもしれませんが、頻繁にドコモやエーユー、ソフトバンクのメールを使用している場合には不便になるかもしれません。
③LINEの年齢認証ができないので『ID検索』『電話番号検索』などができなくなる
格安SIM/シムを利用するようになると、コミニュケーションアプリとして使用しているライン/LINEで年齢確認ができなくなります。
年齢確認ができなくなると、ライン/LINEでのお友達登録の際の『ID検索』や『電話番号検索』などが使用できなくなってしまいます。
なぜ格安SIM/シムに年功するとLINEでの機能が使えなくなってしまうのかというと、そもそもLINE/ラインの年齢の確認は、NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイルの3大キャリアとLINE株式会社が連携して行っています。
なので3大キャリアから抜けてしまうと、LINEの18歳未満の未成年者の保護を意図した年齢確認ができなくなってしまうのです。
④混雑時間帯に通信速度が遅くなる
NTTドコモ・au/KDDIグループ・ソフトバンクモバイルの3大キャリアに比べて、格安で使用できるSIM/シムを利用した場合、通信速度が遅くなると感じる方もいらっしゃるようです。
例えば、渋滞情報をまとめているアプリが使えなかったり、自動車のナビアプリがクラッシュして機能しなかったり。
通信速度が遅いと感じ、格安SIM/シムにしたものの3大キャリアに戻った、なんて方も。
とはいえ、ほとんどスマートフォンを使用しない生活をされていたり、YouTubeの動画再生も低品質モードで見るという方にとっては、不便さを感じないという方もいらっしゃるようです。
低速通信しか使わないという方にとっては、3大キャリアのSIM/シムである意味はなく、格安SIM/シムに満足されている方も。
⑤故障時の代替品の貸し出しがない
3大キャリアではなく、スマートフォンの端末で格安SIM/シムを使用している場合には、キャリアの保証が受けられないため、故障した時の代替機種の貸し出しがありません。
例えばソフトバンクで契約している場合には、店頭に持ち込めない場合の修理でも10,000円弱で新品同等の交換機種を配送してくれるサービスも。
最短で翌日には配送してくれるというので、すぐにでも対応してほしいスマートフォンの故障にはうれしいところです。
⑥スマホのSIM交換が面倒
格安SIM/シムを使用する場合には、スマートフォンを用意し、スマートフォンの中に装着するSIM/シムを購入します。
スマートフォンを販売している業者から購入したり、3大キャリアで使用していたスマートフォンを引き続き利用し、キャリアとのSIM/シムを解除し、スマートフォンにSIM/シムを装着し、スマートフォンのデータ移行などの設定をすることになります。
この一連の作業に慣れてない人にとっては、面倒と感じることもあるでしょう。
格安SIM/シムを使うメリットとは?
①月額料金が安くなる
格安SIM/シムを使うことの最大にして唯一のメリットは、月々の支払料金が安くなること。とにかく安く安く料金を押さえたい人にとっては、うれしいことではないでしょうか。
まとめ
『格安SIMとは?6つのデメリットと1つのメリット|データ通信速度が遅くなるって本当?』としてまとめてきました。
格安SIMを使用したスマートフォンの最大のメリットは、月々の携帯料金が安く抑えられるというところ。とはいえ、デメリットを見ると、安いだけでいいのかな、と疑問を感じてしまうところもあります。
子供のスマートフォンは格安SIM、親のスマートフォンは3大キャリアのSIM、などと使い分けることで、非常などで通信が込み合ったときにも乗り切ることができるかもしれません。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。