お盆が過ぎ、記録的な暑さを更新し続けていた夏が終わりを迎えようとしています。とはいえ、30度を超える日が続いていて、残暑はまだまだ収まりそうにありません。
そんな時期に、ゲリラ豪雨ともいうような大雨が突然降りだすことがあります。排水溝はあふれ出し、排水しきれない雨水が噴水のように車道に噴き出すなんて光景を見ることもあります。
突然の大雨に不安になることも多いのではないでしょうか。
そんな不安な騎乗状況の中の1つに『ひょう(雹)』があります。ひょうは、どうして降るのでしょうか。その原因は何?
夏休みも終わりつつありますが、自由研究としての課題にも最適かもですよ。ひょうが降る原因を見ていきましょう。
ひょうが降る原因は?なぜ氷のかたまりが落ちてくるの?
ひょうはそもそも、空気中(くうきちゅう)にある水蒸気(すいじょうき)が凍(こお)ることでかたまり(かたまり)になり落(お)ちてくるもの。
かみなり雲の中で作られる氷のかたまりが重くなって、風で吹き上げられることが出来なくなり、地面に落ちてくることを言います。

かみなり雲の中では、地面の方から上に向かって強い風が吹いています。この上昇した風の中では、空気中に含まれている水分が凍って、小さな小さな氷になります。
そして、その小さな小さな氷は、風によって吹き上げられたり、重くって落ちたりしながら、かみなり雲の中をふわふわと浮いています。
かみなり雲の中でふわふわと、上がったり下がったりを繰り返す中で、小さな氷の粒と、別の小さな氷の粒がくっついて、少し大きな氷の粒になります。
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そしてまた、風によって吹き上げられたり、重くなって落ちたりを繰り返しています。
少し大きな氷の粒と別の少し大きな氷の粒がくっついて、大きな氷の粒になります。大きくなった氷の粒は、上昇気流では吹き上げられないくらい重くなってしまうので、地面に降ることになります。
それが、『ひょう』です。

雹を輪切りにするとこんな風になっているそうです。木の年輪のようですね。少しずつ大きくなった氷の塊に、少しずつ小さな水蒸気がくっついて氷になることで、大きくなっていくのですね。
氷のかたまり(ひょう)が落ちてくる条件は?大きさはどれくらい?
ひょうは、空気中の水分(水蒸気・すいじょうき)が冷やされ、下から吹いてくる風が強くて上に飛ばされながらふわふわしている間に少しずつ大きな氷のかたまりになり、
大きくなりすぎて上昇気流では、吹き上げられないくらい重くなって、地面に落ちてくると言うもの。
ひょうになる条件は、上空が冷たくて、地上が温かい時だそう。地上が温かい時には、上昇気流が出来て、空気が上に吹きあげられる。
そして、吹き上げられた空気によって、上空のかみなり雲の中の小さな氷の粒がくっつき合って、どんどん大きくなっていく。
そして、重くて上昇気流では吹き上げられなくなり、重力によって落ちてきたという状況です。
ひょうと言われる大きさは、直径5㎜以上の氷のかたまりのことを言うそうです。
ひょうが降る速さ(落下速度)はどのくらい?
ひょうは、ゴルフボールくらいの氷のかたまりが降ることもあるそう。空からゴルフボールなんかが落ちてきたら、怪我してしまいますよね。危険です。
ひょうが降るときには、建物の中に入ることが必要です。
ひょうが落ちてくるときの速度は、このようになるそうです。

- 5㎜ほどのひょうは、時速36㎞
- 10㎜ほどのひょうは、時速50㎞
- 50㎜ほどのひょうは、時速115㎞
- 70㎜ほどのひょうは、時速140㎞
にもなるそうです。7センチ台のひょうだと時速140㎞だそう。絶対に建物の中に避難しないといけないですね。車の中でも、なんか怖いですね。
2017年7月に東京にひょうが降った時の動画です。普段生活している場所に、こんなにひょうが降ってくるなんて驚きです。
まとめ
『ひょうが降る原因は?氷の塊が落ちてくる条件は?夏休み自由研究にも最適!』としてまとめてきました。
かみなりがゴロゴロなっている時に、ひょうは出来るようです。空から氷の塊が落ちてくるなんて、怖いですよね。もし、外にいる時に気づいたら早めに近くの丈夫な建物に避難した方が良いですね。
子どもたちにもしっかりと説明して、自分で自分の身が守れるように教えたいと思います。皆さんもお気を付けくださいませ。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。