子供がいらっしゃるご家庭では、子供が所属するコミュニティーのお手伝いって、避けては通れないのではないでしょうか。例えば、学校のPTAや習い事の当番や地域の活動など。
無理やり、スルーすることも出来なくはないかもしれないけど、その後の人間関係を考えると、えげつないことはできないですよね。
そんなことの1つに子供会の役員もあることと思います。このページでは、子供会の役員を引き受けてしまい、何から手を付けていいやら…、という方に向けて、管理人の持てる知識を書いていきます。
1つの事例として参考にしていただけましたら、幸いです。
子供会イベントの夏祭りや工作・出張行事を年間計画しましょう
子供会の役員を引き受けると、一年どんな風に行事を行っていこうか?助成金などの申請はどうするのか?と『?』だらけで、分からないことが分からない、といった心境になるのではと思います。
一つ一つ、やるべきことを整理していきましょう。
こども会会員の募集や継続会員の確認をしましょう
まず、子供会の新規会員の募集と、継続会員の把握をしましょう。これは、子供会によっては、前任の役員の方がまとめておいてくれることもあると思います。
新規会員は、新一年生が多いと思います。それから、在校生でも継続するのか、しないのか、ということが選択できる場合には、確認するといいですね。
回覧板などの連絡網や、メール、ラインなどで確認したり、一軒一軒訪問するようなことも場合によってはあるかもしれません。最適な方法で漏れの無いようにしたいですね。
子ども会の年間の行事やイベントを決めましょう
子供会で行う年間の行事を決めましょう。一年間に行う行事は、4回くらいのところが多いようです。単純に3カ月に一回のペースですね。
準備のことを考えても、一つの行事につき、2~3カ月くらいの余裕があると、お仕事があったり育児、家事のあるお母さん方にも無理なく進められるのではないかと思います。
年間の行事のアイディアとしては、このようなものがあげられます。
- 春 … 新入生歓迎会、ドッヂボール大会、ボウリング大会
- 夏 … キャンプ、夏祭り、出張イベント、工作、クラフト、ドッヂボール大会
- 秋 … ハロウィーン―パーティ、工作、クラフト、ボウリング大会、ドッヂボール大会
- 冬 … クリスマス会、卒業生を送る会(お別れ会)、ボウリング大会、ドッヂボール大会
新年度には、まず新入生歓迎会で行事がスタートする子ども会が多いようです。そして、夏に何かのイベントを行い、秋から冬にハロウィーンパーティやクリスマス会などを行い、年度末に卒業生を送る会で締めくくる。そんな流れが一般的なようです。
気候のいい春や秋に遠足やキャンプをしたり、ドッジボール大会をしたりするのもいいですね。最近は、ドッジボールではなく、ドッジビーと言って、円盤のようなものを使って行うゲームもあります。
クラフト教室や実験教室、陶芸教室などは、出張してくれるところもあるので、お近くでないかどうか探してみるのもいいですね。
イベントを行う会場を決めたり、予約を行いましょう
子供会の活動を行うには、少し広めの場所が必要になることと思います。地域の公民館だったりコミュニティセンターだったり、学校の一室などを借りることもあるでしょう。
予約をしたり、場所の目途をつけておくようにしましょう。
イベントや景品などの予算の割り振って、予算書を作りましょう
一年間の大枠の行事が決まったら、予算を割り振りましょう。年間の予算は、昨年度の決算報告や予算書を参考にするのがいいです。
会費や助成金などの収入と、イベントを運営する費用、おやつなどの飲食費、景品や記念品などの支出を大まかに計算して、予算を分配していきましょう。
行事によっては、費用のかかるものもあったりするかもしれません。参加費を徴収したりする場合もあるかもしれませんね。全体のバランスを見ながら予算を組みましょう。
子供会助成金などの申請を行いましょう
自治体によっては、助成金の申請をすることもあると思います。必要書類をそろえるためには、年間の行事や会員の名前や人数を把握しておく必要があるでしょう。
申請日までに記入して、揃えておきましょう。
必要に応じた行事・イベントの準備をしましょう
年間の行事・イベントが決まったら、準備を始めましょう。出張イベントをしてもらう場合や会場の予約などは、早めに予約をした方がいいものもあるので、年間の行事やイベントの予定を立てたら、早めに予約をするといいですね。
行事を行うときのお手伝いスタッフの確保しましょう
行事を行うにあたって、誰かにお手伝いを頼む場合には、頼みましょう。例えば、クリスマス会の時のサンタクロース役をお父さんにお願いしたり、クラフト教室の先生を誰かにお願いしたり。
役員だけでは手が回らないような場合には、他のお母さんにお手伝いをお願いしたりすることもあるかもしれません。それぞれの子ども会のやり方があると思うので、前任の方からどんな風に運営してきたかを聞いておくといいですね。
社会見学や遠足の行き先との日程や内容の打ち合わせ
社会見学や遠足などで出かけたりする場合には、バスの手配や見学先への予約なども必要になるかもしれません。予約受付が終了してしまった、なんてことの無いように予約が必要な場合には、早めの予約をしておくといいですね。
タイムスケジュールなどの打ち合わせや参加人数、集合場所や集合時間も打ち合わせをしておきましょう。大きな観光バスで出かけたりする場合には、バスが停められる場所、停められない場所がある場合も。事前の打ち合わせが大切です。
おやつや食事、景品や記念品があれば注文したり買い出しましょう
子供たちの喜びそうなおやつや食事の準備をする場合には、何にするのか、値段はいくらか、数はいくつか、予備は?どこで買うか?だれが買いに行くか?など、整理して注文したり、買い出ししましょう。
冷蔵庫などで冷やす必要があるものは、事前に使用できる冷蔵庫を確保したりして冷やしておきましょう。当日はクーラーボックスに入れて保管する場合には、クーラーボックスの保冷材も凍らしておいたり事前に準備するといいですね。
詰め合わせのおやつは、色々な値段があったり、お店によっては予算に合わせてオリジナルの詰め合わせお菓子を作ってくれるところもあります。
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景品もインターネットなどでは、数がまとまれば安く手に入るお店もあるので、必要に応じて利用してみるのもいいですね。
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イベントの具体的な内容やゲームを決めましょう
子供会のイベントというと、ゲームをすることが多いかもしれません。実際に管理人も数十人の子供たちとゲームをしたことがありますが、全員の子供たちが楽しんでくれるゲームって意外と難しいです。
そんな中でも、盛り上がるのはビンゴゲームです。景品が必要になるのですが、番号が呼ばれるたびにハラハラドキドキする緊張感があって、盛り上がります。
行事・イベントで起こりそうな危険を予知してみましょう
たくさんの子供たちが集まる子ども会活動。思っても見ないような事故が起こることもあります。はしゃぎすぎて、机の角にぶつかってケガをしたり、ボールを受けそこなって突き指をしたり。
アイススケートに行って、転んだ拍子に別の子のスケート靴の刃が当たり、手や指を切ってしまったり。
もしかしたらこんな所に危険があるんじゃないかな?と予想して、あらかじめ机はしまっておいたり、ボールの受け方を指導したり、手袋をさせたりと、事故を未然に防げるようなシュミレーションをしておくといいですよ。
そして万が一、事故が起きてしまったら、どんな対応をするのか?ということも、事前に役員通しで話し合っておくと、慌てずに済みます。
例えば、出かけた先で怪我をしてしまった場合には、保護者の方に迎えに来てもらったり、バスとは別に自家用車で出かける役員を準備しておいたり。無理のない範囲で、事前にできる対策をしておくことをお勧めします。
応急手当が出来るような、ばんそうこうやシップなども準備しておくといいですよ。
イベント当日
会場の準備
子供たちが集まる時間よりも、早めに会場となる場所へ集合しましょう。
飲食物の準備
事前に準備したお菓子などの飲食物を持ち込んだり、冷蔵庫などからだしてクーラーボックスへ移し替えたりしましょう。
ゲームなどの準備
当日行うゲームに使う用具など、必要であれば自準備しましょう。
子供たちの受け付け
集合時間が近づくと、子供たちが集まり始めます。出欠を取ったり、名札を配ったり、参加費を集めたりと受付をしましょう。
机を準備して、名簿や名札が置けるような場所を作ると効率的です。
欠席者や体調不良者への対応
当日、病気などでお休みになる子供もいるかもしれません。ゲームの人数の割り振りやチーム分けなど、微調整が必要になることもあるかもしれません。
子ども会活動をしている最中に、気分が悪くなってしまったり、怪我をしてしまう子供もいるかもしれません。役員で対応することになると思います。臨機応変に対応できるといいですね。
司会進行しましょう
ゲームやドッチボールなど、どんな子供会イベントでも、進行する人が必要になります。生意気なことを言う子がいたとしても、所詮子供なので、大人が話せば、割と話を聞いてくれます。
学校の先生になったような気持ちでテキパキ進行できると、子供たちもキラキラした目で楽しんでくれることと思います。
子ども会だよりなどがあったり、記録として写真を撮ることもあるかもしれません。個人が特定されるような写真を嫌うご家庭もあるので、そんな写真を撮る場合には、事前にアンケートなどをとってもいいですね。
会場の片付けをしましょう
楽しくイベントを行うことが出来たら、会場の片づけをしましょう。子供会で使用する場所は、コミュニティセンターだったり公民館だったりとたくさんの人たちと共同で使用する場所だと思います。
次に使う人が気持ちよく使えるように、後片付けできるといいですね。
イベントの振り返りをしましょう
イベントが終了したら、その行事の振り返りをして、次のイベントにいかせるといいですね。おやつをもう少し余裕をもって買っておけばよかったとか、大人用のお茶も買っておけばよかったとか、椅子が多すぎた、とか。
次のイベントの為に生かしたり、次年度の役員さんへ伝えてもいいですね。
まとめ
『子供会イベントの夏祭りや工作・出張行事を年間計画するアイデアを紹介!』としてまとめてきました。実は、管理人は3人の子供を持つ母です。
実際に子供会役員も経験してきました。イベントの計画から準備、当日の進行と大変なことはありますが、終わってみると子供たちの笑顔に元気をもらい、やり遂げた達成感も有ったりしました。
様々な習い事もあり、子供たちの選択肢が広がっている昨今、子供会のあり方も数十年前とは大きく変わっています。役員の成り手がなくて、いやいや役員を引き受けた方もきっと、このブログを読んでくださっていることと思います。
いやいやながらも、何とかやり遂げようと前向きに取り組んでいらっしゃって、素晴らしいです。大変かもしれませんが、子育てをする時期って、ほんの数年のことです。終わってみれば、いい経験になったりします。
面倒なこともあるかもしれませんが、子供たちの笑顔が待っています。頑張ってくださいね。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。